Bookeater's Journal

洋書の読書感想文

"A Christmas Carol" Charles Dickens

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*クリスマスを学びたい*

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

「なんだー、まだクリスマスとか言ってるのかー。」と言われても仕方ない。正直ちょっと怠けてました。すみません。

でも、日本では12月24日過ぎたら、はい、クリスマス終わり、次は年越しね!って感じだけど、実際にはクリスマス期間というのは12月25日から1月6日までらしいのです。だから日本人が除夜の鐘「ゴーン」って聞いて「あけましておめでとう」って言っておせち食べて初詣行ってる間も、まだクリスマスは続いてるということです。

「Twelve Days of Christmas」っていうクリスマスソングがある。クリスマスの1日目から12日目まで、恋人が毎日くれたプレゼントを列挙する楽しい歌です。(興味がある方は聴いてみてください。)これがクリスマス中頭の中をぐるぐるしてた。いやー、これだけ貰えばもういいんじゃない?何だかジッタリンジンの「プレゼント」という歌を彷彿とさせる。それも、結構生物っていうか、生き物…どうすりゃいいんだよ〜。鳥とか人間とか…。

この歌外国でもかなり愛されているそうで(本当はこれらのプレゼントにはキリスト教的意味があるらしい)、BBCラジオでは、男の人が電話をかけまくってこの歌の中のプレゼントを全て手配していくらかかるのか調べたり、大学教授がプレゼントの足の数を数えてたりしてはしゃいでいました。「指輪には明らかに脚がない…。」とか、大好きだな〜。そういう大真面目にふざけるのってかわいい。

さて、「クリスマス・キャロル」はクリスマスの定番中の定番ですね。ケチでひねくれ者のおじいさんスクルージの所にクリスマスイブの夜3人の妖精(過去・現在・未来)が現れて、このままではろくな死に方しないと知ったスクルージが心を入れ替えいい人になるというミラクルのお話。「魅惑のヴィクトリア朝 アリスとホームズの英国文化」(新井潤美著)によると、クリスマス・キャロルがクリスマスを象徴しているというより、「クリスマス・キャロルがクリスマスを作った」と言われているらしいです。

スクルージという名前も色々な本に形容詞的に使われるので、覚えておくとよいかもです。

この本を読んだのは年末にブラックフライデーAmazon Unlimited 2ヶ月99円を購入したお得感からにほかなりませんが、思いっきりクリスマス気分を満喫し、クリスマススピリットを少し学ぶことができたかもと思います。ついでにAmazon オーディブルで聴いたらヒュー・グラントが朗読しててまたまたお得な気分。オーディブル辞めようか迷ってるんだけど…。そしてさらにAmazonプライムで1938年の古い映画も観る。「クリスマス・キャロル」三段攻撃を仕掛けてみました。Amazonの回し者か!!

次のクリスマスには「クリスマス・キャロル」のもう少し新しい映画を観たいと思ってます。

最近近くのスーパーに行くと、左の棚にはバレンタインのチョコレート、右の棚には節分の豆が!?

この調子でとっとと1年が終わってしまうのか?何か実りある暮らしをせねばと一月からなんだか焦る。

とにかく平和になってほしい。3人の妖精さん、どうかスクルージプーチンおじいさんとか、そういう人のところに行ってあげてください。