
*スティーブン・キング初心者の記録*
最近、スティーブン・キング原作の「死のロング・ウォーク」って映画が話題になっていた。そして、その原作が読書会のテーマ本になったりしていたけど、私には読めそうもない。だってデスゲームの話で401ページもある…絶対怖いやん!?
たまたま初めてレッスンを受けたオンライン英会話の先生がスティーブン・キングの本は全部読んだという人だったので、そんな話をしたのだった。
そしたら、その先生から「僕のおすすめは『シャイニング』。ハッピーエンドだよ。」と親切なお言葉を頂いたのだが、あーた、「シャイニング」よ!!
ドア(壁?)の隙間から覗くジャック・ニコルソンのあの顔を思い浮かべるだけで、恐怖に凍りつく。ひょえー。読めそうもない…。
しかし、これも何かの縁、と図書館に行きスティーブン・キングの本を物色。一番薄くて一番怖くなさそうな本を借りてきた。
それがこの本です。
って、のっけからネガティブな導入だけど、読んだら少しはどんな感じかわかるかな?と思って。
日本語のタイトルは『浮かびゆく男』。『コロラドキッド 他二篇』という本に収録されているらしい。
スティーブン・キングって色んな小説書ける人なんだろうね。多作だし。
この話はホラーでなくてファンタジー人情小説って感じかな。
舞台はアメリカ、メイン州。
スティーブン・キングの出身地でよく小説の舞台になるらしいよ。
スコットという、バツイチの中年男が主人公。彼はある日自分に起こっている説明不能な現象に気づく。それは、体重がどんどん減っていく、という事実。
「きゃー、羨ましい」って思うかもしれないけど、彼の場合、体積はそのままで体重だけが減っていく。脂肪も筋肉もついたままで、見かけは相変わらず太った中年男のままだ。オマケに不思議なことにどんなに重い衣類を来ていても、着ていなくても体重に変化はなく、ブーツや洋服だけを測ると目盛りは「0」を指すのだった。
まるで、重力が減っていくかのように…。
それで、隣に引越してきたメキシカンレストランを経営するレズビアンカップルと飼い犬のフンのことで揉めた後、彼は彼女達が町の人達から敬遠されているという事実に気づき始めて…。
アメリカ英語だし、人気作家だし、中編だし、読みやすそうだと思って読み始めたが、意外な落とし穴があった。それは、スラング!!!
簡単な単語ばかりで構成された文章なのにちっとも意味がわからない、という事案が多発した。もちろん辞書には載ってない。昔だったらお手上げだが、今の私には、文明の利器、スマホがあるのだ!むはははは。という訳で、調べつつ読んだ。
洋書多読のやり方として、単語の意味は調べない、というのが原則らしいが、私は結構調べる。そもそも英語ができるようになりたくて読んでいるのかさえ、もはや、もう、わからない。
簡単な本を読めばいいんだろうけど。
わからない単語をわからないまま読むのって、ナッツ入のクッキーをナッツを噛まないで食べてるみたいじゃない!?
私は咀嚼したいタイプ。
とはいえ、調べるのめんどくさくて、スルーする時もある。
途中から、わからない言葉が こんなにあるからブログに書くしかない!と思って記録し始めた。146ページの本なのに、メモった単語やフレーズの数は48 !全てがスラングという訳ではなく、新出単語もいくつかは含まれている。
せっかくだから、ここでいくつか面白い、使えそうなものを紹介したい。
①steer clear=避ける
「 I used to steer clear of the bathroom scale, because these last ten years or so, I haven't been crazy about the news I got from it.」
(ここ10年ほど、体重計に乗って知らされる結果があまり気に入らなかったから、体重計を避けるようにしていたんだ。)
韻を踏んでいて、楽しい。
②plum=うまい話
「Last month I landed a big job, designing interlocking websites for a department store chain. I won't go into detailes, but it's a plum.」
(この間、ある百貨店チェーン向けに、相互に連携するウェブサイトを設計するという大きな仕事をもらったんだ。詳しくは言わないが、うまい話なんだよ。)
③limber up=準備体操する
「She was limbering up, first lifting one leg behind her and holding it by the ankle, then the other. 」
(彼女は準備運動をしていた。まず片脚を後ろに持ち上げて足首を掴み、次にもう一方の脚も同様にした。)
こういう、身体の動きを説明するのって難しい。英語でも、日本語でも。
それから、これは会話なんだけど。
"You hear the thunder?"
"Yes!"
"Gonna rain a bitch! Ain't this a day?"
"You bet your ass," Scott said, laughing, "Finest kind!"
「雷の音、聞こえるか?」
「ああ!」
「とんでもない雨になりそうだぞ。すごい天気だな」
「まったくだ」スコットは笑いながら言った。「最高だよ!」
まったく、なんのこっちゃですよ…。
難しい単語がわからないのと、簡単な単語でできた文章が理解できないのと、どちらが英語学習者へのメンタルダメージが大きいかというと後者だ。
君のゆく道は 果てしなく遠い〜♪
私の英語学習のテーマソング…絶唱!
でも、スラングはそれを使う地域も年代もグループも限られているので、絶対覚えないといけないものではないと考える。ドラマとかに出てきたら、うれしいって感じ。
だって、これから先私の人生で「You bet your ass!」って言葉を発する機会はほぼ100%やってこない。
という訳で、初スティーブン・キングでした。
この話のラストは意外な終わり方だった。ハッピーエンディングと言えるのか、よくわからない。人それぞれの宗教感とか人生観とかによって意見が分かれそうだから、読書会とかにも向いているかも。
アメリカのスラングや慣用句などに興味がある人は、スティーブン・キングを満喫できるのではないかと初心者は思った。
「シャイニング」は466ページだって。読んだら、一体いくつの、どんな言葉に出会えるか、興味はある。
本を読んで単語を集めることについては










