Bookeater's Journal

洋書の読書感想文

"Almond" Won-Pyung Sohn

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*違和感が、ない*

この本は韓国語で書かれた小説の翻訳だ。

普通なら日本語で読む。

韓国語で読めるなら韓国語で読みたいところだ。

なぜ英語で読んだかというと、読書会のテーマ本だったからなのです。

読書会には毎週参加しているのだが、読書会にもいろいろある。わたしが参加しているのは一冊の本を5~6ページずつ輪読して、ディスカッション(日本語と英語ミックスで)するという、言わば精読タイプの読書会。

外国ドラマにあるような、1回につき1冊の本をテーマに英語でディスカッションするという読書会に憧れていた。

この本はジャンルで言うと、ヤングアダルト小説で、日本でもすごく人気がある。(日本語のタイトルも「アーモンド」)

「BTSメンバーの愛読書」なんだって。

おー!と、とりあえずどよめいてみる。

実は、メンバーが何人いるかもわからないんだけど。

それもあってか韓国で40万部突破、世界13ヵ国で翻訳決定!らしい。

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主人公は韓国の高校生男子。彼には生まれつき障害があり、怒りや悲しみや恐怖を感じることができない。脳にある「扁桃体」というアーモンドに似た器官が人より小さいことが原因だと医者は言う。

タイトルのアーモンドはそこから来ている。

一人の人間には、扁桃体は二つあるらしいのだが、なぜ単数?と最初は思った。でも、韓国語も日本語と同じように、複数形のsみたいなものがない。そのせいかと思う。

実は、昔、韓流ブームが来るずっと前に韓国語を真面目に勉強していた時期がある。

当時は「韓国語を勉強している。」と言うと必ず「何で?」と聞かれた。スマホもなかったし、聴ける音源はラジオで周波数がズレた時に微かに聞こえる韓国語のみ…!?

韓国人のペンフレンドもいた。

だがその後、私の韓国語学習は「冬のソナタ」の到来を知ることもなく終焉を迎えることとなる。

K-popが世界を席巻する日が来ようとは。

隔世の感あるよ。

だから、ハングルは読めるんだけど絶対的に語彙が少ない。

最近、ふとしたことからデュオリンゴで韓国語の勉強も始めた。「も」と言ったのは、1年ほど前からフランス語も始めていたからなのだった。

自分でも何がしたいのか皆目わからん迷走を続けているが、とりあえず単純に語学学習楽しいよ!

それで、若い頃覚えたことって、頭に残ってるもんだとうれしかったりもする。

「アーモンド」、ハングルで書くと「아몬드」です。わは。不必要に情報盛ってみました。

それで、ネタバレになるからあまり書けないけど、恋あり友情あり乱闘ありの青春小説です。

どことなく昭和の青春ドラマを思わせる。

ページ数は250ページほどで、めちゃくちゃ読みやすい。物語が小さな章に分かれている、という最近よくあるパターンだし、複雑な構文なども少ない。英語で書かれてるのに日本語を読んでるように違和感を感じずスラスラ読めるのだ。

不思議だ。

なぜかなー。日本語と韓国語が文法的に似ているからなのか?文化的背景がアジア圏だからなのか?例えば、他のスタンダップコメディアンのネタは全然わからなくても、Jimmy O Yang のネタはスーッと入ってくる、みたいな感じなのか?

 

youtu.be

 

名前からして翻訳者が韓国人のようなのでそのせいかもしれないと思う。

読みやすいから多読とかにもおすすめです。

こんな感じ。

Books took me to places I could never go otherwise. They shared the confessions of people I'd never witnessed. The emotions of people I could never feel, and the events I hadn't experienced could all be found in those volumes. They were completely different by nature from TV shows or movies.

本は、私が他の方法では決して行けない場所へ連れて行ってくれた。私が見たこともない人々の告白、決して感じることのできなかった人々の感情、経験したことのない出来事、すべてが本の中にはあった。それらは、テレビ番組や映画とは全く異なる性質を持っていた。

 

 

少年の家は本屋なのだ。

その設定もよかった。

そのうちNetflixとかで映画化されるかもしれない。日本ではもう既に舞台化もされたらしいし。

期待して待つ。

読書会は想定外にド緊張したけど楽しかった。

自分が人見知りだということも人前で話すことが苦手だと言うことも忘れていたとは…なんということでしょう!

同じ本を読んでも人の数だけ感想があるんだなーと改めて思う。

また参加したいです。

 

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