
*I OWE YOU !*
まさにI owe you. IOUとも書くらしい。
ブログを書いて誰か読んでくれるとほんとにうれしい。また書こうって思う。
このブログが続けられているのも読者の皆様のおかげ、とこの小説のタイトルを借りて感謝致します。
さて、この本はchick lit 界の女王様、ソフイー・キンセラの小説です。図書館から借りて来ました。2019年出版なのにまだ翻訳されていないらしい。
日本の出版社のお方、これすごく面白いです!
ぜひ日本語版出すべきだと思います。
比較的読むのが遅い私でも、435ページあっという間でした。
主人公の女の子がカフェに行って、近くにいた男性の携帯に電話がかかってくる。それで、中では話せないから、カフェで使用中だったラップトップを少し見ててって主人公に頼む。ここからは、ちょっと現実性の低いフィクションの話なんだけど、カフェの天井が雨漏りのせいでたわんで落ちてくる…はは。すごいな。もしかしたらロンドンではありえる?
で、その女の子が身を呈してラップトップを救出する。男性は女性に借りができてしまったから、コーヒーでもご馳走したいって言うんだけど、女の子はもう飲んじゃったからって断って、そこからがまたフィクションらしく、男性はホットコーヒーの紙カップの周りに着いているあれ、カバーみたいなやつに「I owe you one. 」って書いて署名して名刺と一緒に彼女に渡す。「何か困ったことがあったら頼ってきて。借りを返したいから。」って言うのでした。
そこから物語が始まる。
おお、なんと画期的新しい出会いのパターン。
そして、あれ、その問題の物体ね、英語で何と言うと思います?日本語で何と呼んでるかも知らんという恐るべき事実なのですが、冒頭の拙い絵を見たよいこは察しがついてると思うけども、あれは「a coffee sleeve」と呼ばれているらしい。
今Google検索したところ、日本語でも「コーヒースリーブ」とか「紙スリーブ」と呼ばれているそうです。通じるのかな。
昔のレコードのカバー、あれもsleeveと呼ばれるらしく、なるほど、洋服の袖とその二者の形状には何らかの共通性がある。筒状で本体に接触するようでしないような微妙に包み込む感じに納得したのでありました。
最近友達と話してて、「もうさー、恋愛小説とか読んでも共感出来なくて、そんなわけないやろ!?とか思ったら全然楽しめないよねー。」みたいな話になって、みんなうんうんって言ってたので、黙ってたが、私は全然共感できるのだった。ハラハラドキドキできるのだった。
そしたら、年取るにつれて何読むんだ?フィクションは現実と違うから楽しいんじゃない?みんなは違うのか?人と比べられないからわからない。
SFとかファンタジーとか、始めからそんなわけない話だから、読まない?
どないなんでしょうか。人それぞれということにしておきます。
私は恋愛小説大好きで、っていうとなんかちょっとバカっぽくて恥ずかしいけれども、だいすきで、しばらく読まないと読みたくなる。そして、奇想天外で現実離れしているほどうれしい。記憶喪失とか、一目惚れとか、運命の出会いとか、デジャブとか、大雪に閉じ込められるとかそういう強引な力業的なものはウェルカムです。だってそれがフィクションのありがたさ。その物語の中の真実なのです。
この小説のヒーローもたまたま投資会社のCEOだったり、ハンサムだったりするが、それは「今この商品を買うと、なんと!もうひとつついてくる!!」みたいなボーナス的なものなのではないか。
ありがたくサービスを受け取っておこうではないか。
そして、ヒーローの彼女はたまたま美しいけど性格の悪い女…さすがにこれは私も都合良すぎるなと思わんでもない。そんなに意地悪女ってゴロゴロいるもんかな。
ヒロインの性格が良すぎて可愛くて応援したくなる。最初はいろいろ上手くないかなくて、フラストレーション溜まるけど、だんだん勢いが加速してきて、最後は「Go, go, Fixie(主人公の名前), go!」っていう感じになった。
しかし、いつも思うけども、chic lit っていう呼称はOKなのか?女の子は「ひよこ」でいいのか。そこに侮蔑は含まれていないのか。スコットランドでは女性のことを「hen」って言ったりするらしいけど、言われた方は気にならないのかな。どうして鳥?ピーチクパーチクうるさいから?…それは否めない。まあ、みんながいいならそれでいいです。
おおらかな世の中の方がいい。